ここでは、文房具のブランドや種類から離れて、そもそもどんな種類の文具があるか、それがどんな文具なのか、を書いて見ようと思います。
紙はもともと、古代エジプトで発明された「パピルス」というものに起源を持つといわれます。鉛筆や消しゴム、ホチキスなども、今は当たり前にありますが、最初は誰かに発明され、工夫を積み重ねて洗練されてきた歴史があります。
そんな、愛すべきいろんな文具のことを、もっと知ってみてください!
消しゴムは歴史ある商品である。実際にいつ作られたのか知っている方は多くないかもしれない。国内生産が始まったのは大正時代。1959年に現在世界的に普及されてるプラスチック消しゴムが造られた。
始まりはアメリカで革命的なペンが好評との情報をもとに日本で1948年にボールペンが開発された。発売された時はお客さんが殺到したようである。現在は日常的に当たり前に使うボールペンだが、約半世紀前はとても画期的で珍しい商品だったのだろう。
1953年に誕生したマジックインキ。どんなものにも書けるという画期的なペンは、発売時は苦戦を強いられた。しかし、著名人などが使用しその名はどんどん広まり使われるようになっていったという。現在では日常的に普及されている文房具の一つで、だれしもが一度は使ったことあるペンではないだろうか。
眞崎仁六が1878年から10年かけて開発した鉛筆。のちの三菱鉛筆である。当初は郵便局で使われたことが、全国的に鉛筆を広めるきっかけとなったようだ。普段私たちが使っている鉛筆は、とても思いの詰まった歴史のある文房具であろう。
日本以外ではステープラーと呼ばれるホッチキスは、1903年頃に現・イトーキが輸入し始めて日本にホッチキスが登場した。1918年には国内生産が始まり現在のハンディタイプが生産されたのが1952年になる。当時の形が現在とあまり変わらないことから当時でほぼ完成品ができていたと言えよう。
日本での歴史は、シャープ創業者の早川徳次が1915年に「早川式繰出鉛筆」を世に出したことから始まる。当時のデザインは現在の高級ペンのように洗練されたものだと今でも感じるが、人々には受けず、欧米で大ヒットした後、国内でも流行した。
1963年商品が誕生。アメリカで行われたシカゴの見本市で配布されていたペンを大統領が気に入り大量発注したことからアメリカ、その後日本で人気が広まった。
日本では江戸時代中期に姫糊というものが普及したのが、のりの始まりでしょうか。姫糊は腐りやすく、使う分だけお椀に取って使われていたそうです。その後、ヤマトのりなど腐らないのりが1899年頃発売され今に至ります。