1972年にコクヨから面白い文房具が登場しました。その名も「ロケット鉛筆」です。
ロケット鉛筆のどこが面白いかというと、ロケット鉛筆は削る必要がまったくないえんぴつなんです。どういうことかというと、中が空洞になった円柱状の棒の中に芯がついたソケットが入っていて、使っていて芯の先が丸くなったらその芯がついているソケットを抜いて、棒の後ろにそのソケットを入れることで次の尖った芯がついているソケットが飛び出してくる仕様になっていて、尖った芯がある限りは尖った芯で書くことができます。
とてもコストパフォーマンスが悪い鉛筆なのですが、当時の小学校はシャープペンシルが禁止されていたので、シャープペンシルの代わりにこのロケット鉛筆を使っている小学生がたくさんいました。